リイル宅建事務所①入居するときに準備するお金は、概ね家賃の４ヶ月～５ヶ月分
弘前市やその近郊地域の場合、アパートに入居する際はおよそ家賃の４～５ヶ月分を用意しておく必要があります。物件によって差はあるのですが、内訳とし て、前家賃１ヶ月・敷金２ヶ月・仲介手数料１ヶ月となり、礼金として１ヶ月必要なところもありますが、今では礼金が必要なケースはあまりありません。その ほか、損害保険に加入する必要があり、物件によって違いますが、およそ１万円～２万円くらいと考えてください。
②家賃は前もって払う
ほとんどのケースが、月々の家賃を前の月の25日～月末までに支払う形式となります。契約時も当然、1カ月分を前もって支払うのですが、入居日によっては入居月の日割り家賃と、次の月の前家賃を一緒に支払うことになりますので、お金を用意する際に注意が必要です。
③敷金について
家賃滞納に対する保証として、家主に対して入居時に敷金を預けておくのが一般的です。敷金はあくまでも預けておく金銭ですから、退去するとき原則的には戻ってきます。
ただし退去の際に、入居者負担で部屋を補修する必要（故意過失によって汚したり壊したりした箇所）がある場合には、その金額が敷金から差し引かれることになります。この補修については「アパートを退去する」のページで詳しく解説していますので参考にしてください。また、いくら家賃滞納に対する保証だからといって「今月払えないから敷金を充当してくれ」などという主張は出来ませんので、毎月家賃は期限までに支払いましょう。
④仲介手数料
仲介手数料とは、入居者募集や契約締結など、家主と入居者との間に立って業務をおこなっている不動産会社に支払う手数料です。金額については、法律で家賃 の１ヵ月分以内（＋消費税）と決まっていますので、もしそれよりも多く請求してくる業者がいたら注意してください（まずいないとは思いますが）。また、不 動産会社が直接家主となっている物件は、仲介手数料が必要ないケースもあります。
⑤損害保険料
入居の際、入居者は損害保険や共済などに加入することが条件になっているケースがほとんどです。費用は１～２万円程度です。加入手続きは不動産会社が代行する場合もあります。
⑥共益費や駐車料にも注意
広告などで、家賃○○円という金額ばかりに目が行きがちですが、実際に毎月支払うのは、家賃に加えて共益費と駐車料も必要となります。共益費とは、建物全 体の維持管理や、階段廊下照明の電気料などの費用のことで、金額は0円の物件もありますが、1,000円～3,000円が一般的で、駐車料もいただいてい る場合には2,000円～4,000円が一般的です。
⑦更新時に必要なお金
ほとんどの物件では契約期間は2年間で、そのまま更新する場合は更新料を支払うケースが多く、金額についてはまちまちですが、高くても家賃の1ヶ月分です。
また、損害保険も入居の契約と合わせて2年で加入している場合が多いので、こちらも更新する必要があります。